楽しみがあれば頑張れる、「西裏」の魅力を味わい尽くすワーケーションプラン！

普段とは異なる環境でのびのびと過ごせるのはワーケーションの醍醐味ですが、「振り返ってみると、あまり仕事の時間を確保できなかった…」といったケースもよく耳にします。

仕事の生産性を高めるために企画したワーケーションも、これでは本末転倒ですよね。そこで今回は、富士吉田の夜を満喫することにフォーカスした、メリハリのあるワーケーションプランをご提案します。

テレワークで直接顔を合わせる機会が少なくなった今だからこそ、皆で同じテーブルを囲んで食事をとり、チームの結束力を高めましょう。

＼こんな方におすすめのプランです／
◎地方に行ったら何よりもまずグルメという方
◎観光よりもお酒を飲むのが好きな方
◎仕事と遊びのバランスを5:5にしたい方

滞在期間	2泊3日
想定人数	5人～8人
移動手段	高速バス、電車、徒歩

～ワーケーション1日目～

今回ご提案するワーケーションプランは、2泊3日の日程で、グループ利用を想定しています。昼間はしっかりと仕事の時間を確保し、夜はレトロでモダンな雰囲気の漂う富士吉田の繫華街「西裏」で飲食を楽しむという方針です。

まさに、まるサテが提唱する「日常型ワーケーションプラン」を体現したような内容と言えるでしょう。また、“食”がテーマのプランなので、参加者を選ばないのもうれしいポイントです。参加者に合わせた企画選びにお困りの際には、ぜひ当プランの活用をご検討ください。

7:35　まずは富士吉田の玄関口「富士山駅」へ

富士吉田までのアクセスは、高速バスの利用がおすすめです。バスタ新宿からお越しの場合には、富士山駅までの所要時間は約2時間弱。通常の観光や仕事よりも体力を消耗しがちなワーケーションでは、移動にかかる負担を抑えることが全力で楽しむ秘訣です。乗り継ぎなしで行けるルートを選ぶ、急がなくてもいいように余裕を持ったスケジューリングをするなど、可能な限り省エネで行動できるよう、スマートな移動を心掛けましょう。

9:40　チームでお揃いのアイテムをゲットして結束力を高めよう

古くより“ハタオリのまち”として知られる富士吉田。富士山駅直結のショッピングセンターの2階にある「染め物ショップ まるこう」さんは、そんな富士吉田の地場産業の魅力に触れられるお店です。

半世紀以上の歴史を持つ老舗染色加工業者のアンテナショップで、Tシャツやトートバッグ、ストール、マスクなど、鮮やかに染め上げられた多種多様な製品が並んでいます。チームでお揃いのアイテムをゲットすれば、結束力の向上に役立つこと間違いなしです。

10:00　富士吉田に来たら必ず訪れたい、サテライトオフィスの一大拠点

「染め物ショップ まるこう」さんでお気に入りのアイテムを手に入れたら、そのまま同じフロアにある「ドットワークPlus」へ。まるサテの中心地となる施設で、ワークスペースとしてのご利用だけではなく、常駐するコミュニティマネージャーや施設内に展示されているパンフレットから、市内の観光情報を集めることもできます。

ソロワーク・グループワークの双方に対応するフリーワークスペースのほか、オプションで会議室や個室ゾーンもご利用いただけますので、ワーケーション中にWeb会議の予定がある場合には、こちらで済ませておくのがおすすめです。

12:45　地元民に愛されるソウルフード、『吉田のうどん』で腹ごしらえ

富士吉田で初となるランチは、ぜひコシのある固い麺が特徴的なご当地グルメ『吉田のうどん』を召し上がってください。ひと口に吉田のうどんと言えど、市内だけでも数十軒の専門店があり、麺の固さやスープ、トッピングの種類などお店によって特徴は様々です。

今回ご紹介する「美也樹」さんは、連日行列ができる人気店。スリムながらも喉越しのある麺と、鰹・だし昆布・煮干しで取った出汁をベースに、醤油と味噌を加えたまろやかな味わいのスープが特徴です。

13:31　午後は今回のワーケーションの目的地である「西裏」へ

腹ごしらえが済んだら、今回の目的地である「西裏」に移動します。「美也樹」さんから徒歩約6分の場所にある「富士急ハイランド駅」に向かい、富士急行線（大月方面行き）の電車に乗車しましょう。

同駅から2区間離れた「月江寺駅」に降り立てば、昭和レトロな町並みを思わせるフォトジェニックな商店街が皆様をお出迎えします。

13:50　まったりできる空間で、しっかりとお仕事タイム

本町通りに佇む喫茶店「まつや茶房」さんにて、午後のお仕事をスタート。まるで“おばあちゃんの家”に来たかのような錯覚を覚える、どこか懐かしい雰囲気が漂うお店です。

お腹が満たされた午後一にピッタリの空間が広がるワークスペースで、富士山の湧水を使用したドリンクを片手にロースタートを切りましょう。

15:30　本町通りを下って宿に向かい、夜に備えてもうひと踏ん張り

「まつや茶房」さんでエンジンを再始動した後は、そのまま本町通りを下って今回のお宿である「ゲストハウス新倉（あらくら食堂）」さんを目指します。夜に気兼ねなく出掛けられるよう、少し早めにチェックインし、初日にやり残したタスクを片付けてしまいましょう。

こちらは1グループ限定のゲストハウスで、2階が宿泊スペース、1階がカフェスペースとなっています。プロジェクターが設置されているカフェスペースは閉店後に使用できますので、ちょっとした会議や講習にもおすすめです。

18:00　楽しみ方は十人十色、「西裏」で富士吉田の夜を満喫

日が落ちる時間帯になったら、いよいよ本プランの目玉である「西裏」へ。長年に渡って地元民に愛されている老舗店から、若者向けのおしゃれなお店まで、多種多様な飲食店が軒を連ねる飲み屋街として知られています。

とても1日では遊び尽くせない数のお店がありますので、今回のワーケーションでは、2日間に分けて思い思いの場所を巡っていただきます。ぜひ下記のモデルコースを参考に、お気に入りの一軒を見つけてみてください。

～ワーケーション2日目～

2日目も引き続き、西裏のある下吉田エリアを中心に活動します。富士吉田を代表する観光スポットも押さえつつ、初日と同様に昼間はワーク集中型の内容です。

有意義な中日となるよう、前日に少し夜更かししてしまった方も、スイッチを切り替えてスケジュールをこなしていきましょう。

9:00　絶景の富士山ビュースポットで、心身ともにリフレッシュ

お宿の近隣には、富士山・五重塔・桜が1枚に収まる雅な風景で人気の「新倉山浅間公園・忠霊塔」があります。季節ごとに異なる表情を魅せるため、年間を通しておすすめできる観光スポットの一つです。

お宿から登り口まで徒歩5分、上記写真の風景は徒歩20分の場所からご覧いただけます。朝の散歩と仕事モードへの切り替えを兼ねて、気持ちと頭をリセットしましょう。

10:00　移動時間も有効活用、皆で富士吉田の思い出を残そう

2日目最初のワークスペースへと向かう道中では、ダイナミックな富士山と富士吉田の町並みが調和する圧巻の景色をご覧いただけます。上記のカットは富士吉田のイメージ写真としてよく使用されていますので、事前のリサーチなどでご覧になられた方も多いのではないでしょうか。

ただし、映えスポットではありますが、撮影時にはくれぐれも周囲の交通状況にご注意ください。しっかりと安全を確保したうえで、富士吉田の思い出を写真に収めましょう。

10:15　「ふぅっ」とひと息ついたら、気持ちを切り替えてお仕事スタート

朝から体を動かして頭が冴えたら、西裏にある「FUUTO COFFEE AND BAKE SHOP」さんでお仕事開始。こちらは70年続いた豆腐屋をリノベーションしたカフェで、店内には白を基調とした集中しやすい空間が広がっています。

2022年初頭にオープンしたばかりの、西裏で注目を集めているお店の一つです。3つの焙煎所から仕入れているコーヒー豆を使用したこだわりの一杯に、元和菓子職人の店主さんがつくるパン・スイーツを合わせれば、朝から気分上々。少し遅めの朝食にぜひ召し上がってみてください。

12:30　おいしさとかわいさで、創造力が高まるアーティスティックな空間

お昼過ぎまで頑張ったら、HOUSE西麻布・オーナーシェフの谷祐二氏がメニューを監修する「喫茶檸檬」さんでランチタイム。店名にもなっている檸檬を使用した優しい味わいのラーメンやおじや、山梨県産のブランド食材を使用したおにぎり、リニューアル後に新メニューとして登場した各種サンドイッチなど、こだわりのメニューが盛りだくさんです。

東京のデザインオフィス「れもんらいふ」さんがプロデュースしたお店ということもあり、メニューだけではなく、店内の至る所に遊び心が散りばめられたクリエイティブな空間です。お食事の後にそのままランチMTGを行えば、新しいアイディアが生まれるかもしれません。

15:00　2日目も終盤戦、最後の夜に向けてラストスパート

「喫茶檸檬」さんでアクティブに働いたら、一旦お宿に戻って小休止。カフェスペースで甘いものをいただいて疲れた心身を癒し、夜までもうひと踏ん張りしましょう。

1階には座敷のほか、テーブル席もあります。営業中にカフェスペースを利用する場合にはソロワーク、グループワークの場合には宿泊スペースでの作業がおすすめです。

18:00　今夜はどうする？昨日とはまた一味違うストーリーを描こう

最後の夜も、もちろん皆で西裏へGO。無事に2日目のスケジュールを終えたら、ぜひ昨夜とは異なるお店を巡ってみてください。特に地域創生プロジェクトで生まれ変わった「新世界乾杯通り」は、ぜひ足を運んでいただきたい一画です。

また、西裏の飲食店をはじめとする富士吉田のお店には、魅力的なオーナーさん・スタッフさんが多く、時には利用客同士で盛り上がることもめずらしくありません。機会があればぜひ地元の方々との交流を深めていただけるとうれしいです。

～ワーケーション最終日～

2泊3日のワーケーションも、あっという間に最終日です。ここまでの日程を終えれば既にお気づきかもしれませんが、西裏は朝と夜で異なる表情を魅せる場所です。思い残すことがないよう、最後までしっかりと西裏の魅力に触れて、富士吉田でのワーケーションをより良いものにしましょう。

10:00　夜とはまた違うエモさがある、朝の西裏散策

仕事も遊びもハードにこなし、少し疲れが出てくる最終日は、少し遅めにチェックアウト。移動時にはゆっくりと見られなかった朝の西裏を散策しながら、無理をせず、徐々に仕事モードへとシフトしていきましょう。

夜とは打って変わって静寂に包まれた通りや、空き店舗に残された味のある看板など、フォトジェニックな景観のオンパレードです。一つひとつの建物をよく観察すると、寒さで瓦が割れぬようトタンが用いられている建物や、現在の建築法では新しく建てられない貴重な構造の建物など、富士吉田の風土を感じ取ることができます。

11:00　今回のワーケーションを振り返るランチMTG

朝の西裏を歩き回ってお腹が空いたら、新世界乾杯通りにある人気店「イタリアンレストラン かぎしっぽ」へ。リーズナブルでおいしいイタリアンを味わいながら、ランチMTGはいかがでしょうか。

スタイリッシュかつカジュアルな空間で、落ち着いて今回のワーケーションについて振り返ってみてください。

14:00　やっぱり最後は安心できる場所が良い、と感じたらここが富士吉田の常宿

3日間に渡るスケジュールも残すところあとわずかとなりましたが、再び「あらくら食堂（ゲストハウス新倉）」さんにお邪魔して、最後のワークタイム。ここに戻って来て安心したのであれば、もう富士吉田の常宿は決まったも同然ですね。

残ったタスクの消化や、今回のワーケーションに関する歓談など、思い思いの時間を過ごしながら、帰路に就く準備を済ませましょう。

17:09　「中央道下吉田高速バス停」から帰路に就く

本プランもこれにて終幕となりますが、富士吉田で行きつけにしたくなるお店は見つけられましたでしょうか。富士吉田には、何度でも足を運びたくなるような飲食店が数えきれない程あります。今回のワーケーションでお気に入りのお店を見つけられた方も、まだまだ開拓し足りない方も、ぜひまた富士吉田にお越しいただけますと幸いです。

帰りの高速バスには、お宿より徒歩約10分の場所にある「中央道下吉田高速バス停」からご乗車いただけます。疲れも溜まっているかと思いますので、どうぞお気をつけてお帰りください。