山梨でのお仕事探しを強力サポート!株式会社アシストエンジニアリングの小野 美香さん

北に八ヶ岳、南に富士山。西に南アルプス、東に大菩薩峰と山々に囲まれた山梨県中央市。名前の通り山梨県の真ん中に位置するこの場所には、県内で最大の人材派遣会社「アシストエンジニアリング」の本社があります。同社は県内企業が求める派遣社員の紹介に力を入れており、まるサテの一大拠点である『ドットワークPlus』でも定期的に説明会を開催しています。正社員ほど拘束されず、家事や子育てを両立しながら現場で活躍できると、特に女性の希望者が多いのだそう。今回の記事では、その説明会を担当する小野美香さんにインタビュー。小野さんのご経歴から、現在のお仕事や大切にされていること、今後さらに『まるサテ』が進んだ富士吉田市の未来像をなどを聞きました!

小野 美香さんが富士吉田市とつながるまでの経緯

今回インタビューに答えてくださった株式会社アシストエンジニアリングの小野美香さん

本日はよろしくお願いします!

こちらこそよろしくおねがいします。

 

小野さんのこれまでのご経歴を教えてもらえますか

私は山中湖村の出身で、子供のころからなりたかった小学校の先生を目指すために東京の大学に進学しました。学生時代は、学校と提携していた施設で子供たちに新しい遊びを考えたり、実際に一緒に遊んでみたりするサークルに所属していました。また、大学3年生の時にはラオスに小学校を建てようというボランティアプロジェクトがあって、そちらにも参加して、それをきっかけに東南アジアがすごく好きになったんです。子供たちの目がキラキラしていて、とても素直な印象を受けました。その後、教育実習で、障害を持っている子供と対面したときに、自分が十分な知識もないままこの仕事に携わるのはどうなんだろうと思ってしまって。興味のベクトルが東南アジアに向いていたことと、たまたまタイの幼稚園の求人を見つけたため、日本ではなく東南アジアの幼稚園で働くことにしました。

 

その後2年ほどして日本へ帰国。東京に留まらずに山梨へ戻ってもタイ語の勉強を続け、折を見てはラオスやベトナム、ミャンマーや台湾などの東南アジアをバックパッカーをしながら6カ国ほど周りました。今ではこちらで結婚し、子供も3人います。今の仕事の前には3年ほどコールセンターで働いたり、物流関係の仕事でフォークリフトなどをやっていました。そのころになると子供にも少しずつ手がかからなくなり、正社員を目指して経理事務の仕事を始めた頃、今の会社に「派遣される側ではなくて派遣する側として働いてみないか」と打診されたのが、今のお仕事をはじめたきっかけです。

 

株式会社アシストエンジニアリングとドットワークPlusについて

カンボジアで見学した小学校の授業の様子

弊社は山梨県中央市に本社を置く人材派遣会社で、山梨県ではトップクラスの会社です。山梨県内の企業・事業者様と求職者の方のマッチングのサポートが主な業務ですが、そのほかにもマッチング後の就労支援や、外国人の方向けの特定技能実習などもサポートさせていただいております。取り扱い業種もサービス業から製造業、農業など幅広く扱っているので、弊社にご相談いただければ、いろいろな業種にアプローチいただけます。この仕事はまだ一年ほどではありますが、私の印象として、富士吉田市に限らず、郡内の求職者の方はアナログな活動が主流なようです。ネットで応募するよりも対面で話して仕事を探していきたい方や、テレワークのようなリモートでできる仕事よりも職場に行って働きたいという希望が多いように感じています。

 

そのため、弊社のお仕事の相談は、これまでハローワークや事務所、市民ホールといった場所で開催していました。しかし、相談に来る求職者側の視点から見れば、少し堅苦しく気軽に行けるような雰囲気ではあまりなかったように思います。その点、ドットワークPlusで実施している相談会は、地元のランドマークになっている『Q-STA』の、衣服などが多く販売されている明るい雰囲気のフロアで開催しています。また、ショッピングに来たお客さんがエスカレータで上がった正面にある露出が高い立地であったりと、特に女性の求職者の方々が足を運びやすくなったのではないかと思います。

 

小野さんはどんなことを大切にお仕事をされていますか?

私はこれまでに正社員、派遣、パートや副業など色々な働き方を経験しました。業種もサービス業や物流、事務、フロント業務など幅広く経験しています。その経験から求職者の方には、働き方がその時々によって一番自分に合うものを選んでいってほしいと思います。そのため、求職者の方の人生のタイミングに合った働き方や条件を親身になって一緒に相談していくことを心がけています。現実問題として、100%求職者の方の希望にあった所に紹介できるというのはやはり難しいです。反対に、企業さんの求める人材と100%マッチする人もいないので、その双方の妥協点を一緒に見つけていくことや、お互いの重視する点がうまく重なるかどうかをを一緒に考えながら見極めることが大切だと思っています。また、お互いの持っている雰囲気やイメージといった書面に出てきにくいところをを受け取れることが対面で相談に乗るひとつの強みだと思っているので、そういった細かなと部分を企業側・求職者側双方にお伝えすることも大事にしています。

 

お仕事が決まった後も求職者の方のフォローをしていますか?

更新、更新でお仕事が続いていくものなので、実際に仕事を続けてみて企業側・就労側がどのような感想を持っているか、どんな想いがあるのかは必ず聞きますし、フォローしています。それも折を見て、というよりは期間などを定めずに、常に連絡をとりあってどんなことがあったかといった相談に乗るメンター的なポジションに近いかもしれません。そうすることで企業側・就労側の良さや不満点などが抽出でき、ご紹介の精度が上がるばかりか、弊社との信頼関係も強くしていけると考えています。実際に働くのは求職者の方なので、ずっと寄り添ってあげることでサポートするようにしています。お仕事の紹介というのは、された側の人生に直結する問題なので、そこは徹底するようにしています。そういった体制なので企業側もしっかりと契約を守ってくれますし、双方にとって良い関係づくりにつながっていると考えています。

ドットワークPlusで求職者の相談を受ける小野さん

 

もし、まるごとサテライトオフィスになったら…こんなことが起こる!と期待していること

 

ラオスの小学校に勤務する先生方との食事の様子

 

個人的には全国から、場合によっては他の国からもより多くの人が富士吉田市に入ってくるということで、今よりももっと面白いことが起きるのではないかと期待しています。もし、自分が結婚しておらず、フリーな立場だったら色んな所へ行き、そこの美味しいもの、食文化やお酒を味わいながら、仕事が出来るというのは本当に最高だと思います。そこにはもちろん、受け入れる側も外から色々な人に来てほしいという想いが必要です。そこが両想いなら、こんなに最高なことはないと思います。一方で、訪れる人々の全員がいい人だとは限りませんし、そのイメージが先行して「外部の人」「外国人」というイメージだけで怖いと敬遠してしまう人もいらっしゃるのではないでしょうか。

大切なのは受け入れる側も見る目を養うことではないかと思います。私は海外経験から、外国人の方も同じ人間で、肌や目の色、身体の大きさは全く気にならないですし、言葉の壁も何とかなると肌感覚で知っています。そこは、コミュニケーションを取りたいかどうかが大切であって、結局同じ人間なんです。そこには性別、人種、国籍といった属性は関係ありません。今までご縁頂いた方々は、お仕事も本当に一生懸命働いてくれますし、母国の家族に仕送りのためにとか、こっちにいる家庭のために頑張っている方ばかりでした。

実際に一緒に働いたりとか、ご飯食べたりとかするとやっぱりその素性がわかって来ると思うんです。彼らも私達と同じようなことで笑ったり、喜んだり、怒ったりする人間なんだって。そんな気づきを一番簡単に得られるのは、仕事を一緒にしたときではないかと思います。そのような意識改革を、お仕事の紹介を通じて、橋渡しとして貢献できたらと思っています。それが農業を始め、各種産業の人手不足や人口減少による地域経済の沈下を解決していける一つの手段だと思ってますし、迎える地域の人もいらっしゃる求職者も皆で笑顔で生活するための土台になると考えています。

小野美香さんからのメッセージ

働き方って『正社員が正解』や『長く続けることが正解』では絶対ないと思います。その時その時の人生のタイミングや環境にマッチした働き方こそ正解なんだと思います。そのため、求職者の方のお話をしっかりと聞き、その人が笑顔で生活するために相談に乗ったり、提案を考えたりということが、私の仕事だと考えています。私自身もご縁を頂けた方に喜んでもらいながら、自身も笑って生活していきたいと思っているので、お仕事をお探しの方は是非アシストエンジニアリングを選んで欲しいと思います。求職者様も企業様もどうぞお気軽にお声がけ下さい。

 

株式会アシストエンジニアリング

https://www.assisteng.co.jp/

 

◯「富士吉田市まるごとサテライトオフィス」とは

「富士吉田市まるごとサテライトオフィス(略:まるサテ)」は山梨県富士吉田市全体を使って、様々な事業者が富士吉田市内に自分のサテライトオフィス(企業または団体の本拠地点から離れた場所に設置されたオフィス)を手軽に持つことができる取り組みです。

(詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000093585.html

 

◯富士吉田市まるごとサテライトオフィスでは取材に応じてくださる方を募集しております。

 

「地域活性や街づくりに興味がある!」

「今こんな活動をして街を盛り上げている」

「頑張っている人がいるので記事で紹介してほしい」

「面白い構想があるのでこんな方と繋がりたい」などなど。

 

ひとつでも当てはまったら是非ドットワークPlusにいらしてください!

  

 

記事執筆/宮下 高明