未来にはばたく富士吉田!山梨県富士吉田市の『堀内 茂』市長

大江戸八百八町に八百八講。富士山信仰の一つとして知られ信仰登山の富士講が隆盛であった江戸時代から数百年、その舞台である富士山と富士吉田市には、今や世界中から観光客が訪れています。そんなこの地域に、今、仕事で訪れるテレワーカーが急増しています。その理由は、自分のサテライトオフィスを気軽に持てるようになる『富士吉田市まるごとサテライトオフィス(通称:まるサテ)』によって、同市が仕事と観光を両立できる地域として成長しているから。今回は、そんな働き方の選択肢や人流に大きな変化が訪れている富士吉田市の『堀内 茂』市長にインタビュー。行政の視点から見た『まるサテ』やそれが富士吉田市にもたらす変化、さらには富士吉田市の未来像などを聞きました!

 

富士吉田市役所

https://www.city.fujiyoshida.yamanashi.jp/

 

▼富士吉田市のご紹介と『まるサテ』について

今回のインタビューに答えてくださった富士吉田市の堀内茂(ほりうち しげる)市長

 

本日はよろしくお願いします!
こちらこそよろしくおねがいします。

富士吉田市の紹介とその魅力について教えてください

富士吉田市は山梨県の北東部、日本一の標高と美しさを誇る「富士山」の北麓に位置する自然豊かな高原都市です。古くから信仰の対象として多くの人々に崇拝されてきた富士山が目の前にそびえ、市内のどこからでも富士山を望むことができるほか、富士山にまつわる歴史や文化を感じることができる史跡や神社などが数多く存在しています。また、織物が近代産業として脚光を浴びて以来、政治・経済・教育文化の面で富士北麓の中核都市としてしての役割を果たしてきました。市街地は海抜700-900mの高原にあることから、一年を通して平均気温や湿度も抑えられ、特に夏季などは訪れた多くの皆さんに快適に過ごしていただける環境となっています。

近年では、ふじよしだ定住促進センターを中心に『合同会社新世界通り』『地域おこし協力隊』『NPO法人かえる舎』などの団体と連携を図ることにより、富士吉田での暮らしの魅力を積極的にPRし、移住・定住を促進しています。商店街の再活性化・リノベーション化の動きも起こり、テナントとして参入される飲食店も増えてきました。

そんな富士吉田市内にも『まるサテ』によって、ワークスペースの提携や宿泊/滞在施設が進んでいますね

富士吉田市においても、少子高齢化等による人口減少や新型コロナ感染症の蔓延による観光客の減少が大きな課題となっています。こうした課題に直面する中で、市民が住み続けたいと思える動機付けや、よりたくさんの人を市内に呼び込む独創的な工夫が必要です。そこで注目したのがリモートワーカーの存在でした。富士吉田市は東京圏から2時間以内にアクセスができ、市街地がコンパクトに収まっている利便性、加えて富士山という世界的な知名度とその景観を生かした非日常感を演出することができることから、リモートワーカーたちの仕事場所としても選ばれ始めています。

ワークスペースや宿泊提携施設が市内に増えれば、リモートーワーカーはただ仕事をしにくるだけではなく、市内を回遊して住民と接点を持ったり、市内で消費活動を行う機会が増えると予想されます。これらの施設が連携を取り、市内全域で『日常型ワーケーション』ができる環境、『富士吉田市まるごとサテライトオフィス』を作り上げることは、市内外の人の流れを生み出し、まちの活性化につながります。そして、この地域に働きにいらっしゃる方々に『心が安らぐ第二のふるさと』と思ってもらえるようなれば、関係人口の創出だけでなく、移住・定住のチャンスの創出としても大きなメリットだと考えています。

富士吉田市とキャップクラウド株式会社での各種協定や『ドットワークPlus』について

桜が満開の新倉山公園から望む富士吉田市

富士吉田市と『まるサテ』を進めるキャップクラウド株式会社で交わされている各種協定や地域活性化起業人制度の活用にはどのような狙いがありますか?

 

キャップクラウド株式会社様は、平成30年より市内にサテライトオフィス兼コワーキングスペースを開設し、東京圏から多くのをテレワーかーを受け入れながら、地方創生に取り組まれています。独自のITツール・システムの開発運用、施設開設・経営のノウハウや利用者間の貴重なネットワークの蓄積など、豊富な実績をお持ちであることから、同社と包括的・継続的な連携を締結し、官民それぞれの力を発揮・協力することで、リモートワークの活用による企業進出、まちの賑わい創出や移住・定住人口の増加を図り、活力あふれる地域社会を実現できると考えました。

 

『まるサテ』の新たなフェーズとなる一大拠点『ドットワークPlus』は、富士吉田市にどんな変化をもたらすとお考えですか?

富士吉田市は『ドットワーPlus』を『まるサテ』の拠点とし、東京圏からのリモートワーカーや企業と富士吉田市を繋ぐことで、新たなビジネスマッチングや関係人口を創出する場としての展開を目指しています。富士吉田市を訪れたリモートワーカー全てのワンストップ窓口として機能させ、ワークスペースを提供すると共に、企業や本人の利用希望・当該施設の空き状況に基づき、市内各所のワークスペース・宿泊施設等への誘導や利用案内を行うことで、市内への人の流れを作ります。

それ以外にも、移住定住につながる不動産情報や周辺地域の企業情報、事業所や住民等の活動に関する交流情報など、市内のさまざまな情報を得られるようにしていきます。さらには、多様なイベントやキャンペーンを実施することで、市内外から多くの人々を呼び込み、利用者同士の交流や新たなつながりの形成を促進していきたいと考えています。

『まるサテ』がここからさらに進んでいくと、富士吉田市がどのように変わっていくとお考えですか?

富士吉田市の未来像について語る堀内市長

 

リモートワーカーたちが『ドットワークPlus』で市内の情報を得て、市内へ回遊する流れが加速すれば、市内の飲食店や観光スポット等に立ち寄る頻度も増え、観光消費額の増加が見込めます。また、交流により地域の情報を得やすくなるため、市内事業者を巻き込んだビジネスチャンスの創出や、テレワークを活用した企業進出・雇用の拡大の契機にもなり得ます。さらには、行政としてこれまでに接することができなかった層の人たちの富士吉田市に対する感想や印象を純度高く知る機会にも繋がり、ひいては二地域居住や移住・定住人口の増加促進へも繋がっていくでしょう。

こうした取り組みを通じて、住民の間でも地域の課題解決に向けた新たなチャレンジやイノベーションが多発する風潮が生まれることを期待しています。またワークスペースとしてだけではなく、地域のイベント開催などにも積極的に活用していくことで、より市内外の親和性を高められるような効果もあるでしょう。多面的なメリットやシナジーをもつこの施設は、これからの『まるサテ』の要であると考えています。

堀内市長からのメッセージ

世界文化遺産富士山の懐に抱かれ、共に活動ができるまち富士吉田。『ワーケーションにいくなら富士吉田市へ』こんなフレーズがリモートワーカーの皆さんから出てくるような環境を目指し、取り組みを拡大していきます。

市街から来る方は富士吉田市のファンになってもらい、市民のみなさんはもっと地域に愛着を持てるように、工夫を凝らしてたまちの賑わいを創出していきます。『まるサテ』という富士吉田市の新たなチャレンジに今後もご期待ください。

富士吉田市役所

https://www.city.fujiyoshida.yamanashi.jp/

◯「富士吉田市まるごとサテライトオフィス」とは

「富士吉田市まるごとサテライトオフィス(略:まるサテ)」は山梨県富士吉田市全体を使って、様々な事業者が富士吉田市内に自分のサテライトオフィス(企業または団体の本拠地点から離れた場所に設置されたオフィス)を手軽に持つことができる取り組みです。

(詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000093585.html

 

◯富士吉田市まるごとサテライトオフィスでは取材に応じてくださる方を募集しております。

 

「地域活性や街づくりに興味がある!」

「今こんな活動をして街を盛り上げている」

「頑張っている人がいるので記事で紹介してほしい」

「面白い構想があるのでこんな方と繋がりたい」などなど。

 

ひとつでも当てはまったら是非ドットワークPlusにいらしてください!

記事執筆/宮下 高明